中学生から数学をやり直したいあなたへ


そんなわけで、
数学及び論理コンプレックス山盛りな
わたしです。

昨日図書館で借りた
『秋山仁の中学生おもしろ数学1』
整数の性質・素数と素因数分解(60分)
なにしろビデオだから、
ずいぶん古いみたいだけれど、
これは面白い。

コラッツの問題、というのが出てきて
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%84%E3%81%AE%E5%95%8F%E9%A1%8C

どんな数字でもいいから
奇数なら3をかけて1を足す
偶数なら2で割る
…と繰り返していくと、
最後は4→2→1→4→2→1と繰り返しの
ループになるんだって。

ビデオの中でも勿論やってたけど、
疑い深い性格なので
自分でもやってみた。
ほんとに輪廻する。

収録当時としては
6000までは反証がない
って言われていたような気がしたけど、
今はもっと進んでるみたいですね。

エラトステネスの篩
ってのも、なんか感動だったなあ。
1から100まで10ずつ数を並べていって、
その中から素数を見つける問題から
そういう話が出たんだけど、
2とか3の倍数って、
縦やら斜めに向かって
綺麗に並んでるんだよね。
なんか分からないけど、妙に美しいというか
潔いというか。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%A9%E3%83%88%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%8D%E3%82%B9%E3%81%AE%E7%AF%A9

学校の先生って
こういう話、してくれたっけかなあ。

で、いま読んでいるのが
マリオ・リヴィオ
『黄金比はすべてを美しくするか?』。
最近どこかで出てきた
(確かジュンク堂の茂木さんと江村さんの
トークだったような気がするけど)
ピタゴラスの音の話が出てきて、
それは、こういうことらしい。

(以下引用)
「ピタゴラスは、音程や音高が「振動する弦」の長さに対応することを見出し、音階を構成する音が調和数列(訳注:逆数が等間隔に並んでいる数列のことで、ここでは音高について言っている)をなす事実を明らかにしたと昔から言われている。彼は、連続する整数によって弦を分けていくと、(ある程度)調和して心地よい音程(協和音)が得られるのに気づいた。でたらめなふたつの音を同時に鳴らすと、たいていは耳障りな音(不協和音)が生じる。ほんの一部の組み合わせだけが心地よい音色になるのだ。ピタゴラスは、小さな自然数いよって長さの比が表される同種の弦で音を発すると、このまれな協和音が得られることを明らかにした。たとえば、ユニゾン(同音)は、弦の長さが同じ(比が一対一)のときに生じる。オクターブは長さの比が1対2、五度音程は2対3、四度音程は3対4の時だ。…(後略)」

分かるようではあるものの
弦楽器を使ったことがないので
実感は今ひとつ。
でも要は、
適当に弦をはじいたところで
不協和音しか出ないけれど、
ある決まった比率(1対2とか2対3とか…)
の場所で弦をはじくと
綺麗な音が出るってことらしい。

なんかこれって
すごいじゃないの。

数学関係は
『数学の不思議』『数学の謎』カルヴィン・クロースン
『数学する遺伝子』キース・デブリン
あたりも
えっちらおっちら
読み散らかしつつあるのだけど
数学が終わったら
(なかなか終わらないだろうから
時間割制を導入して
並行学習しようと思う)
物理に入ろうかなあと
本は借りてきた。

『物理と数学の不思議な関係』マルコム・E・ラインズ
『目に見えないもの』湯川秀樹

なども後に控えている。
意欲だけは旺盛なんである。






2007⁄02⁄19(Mon) 21:41   理数系 | Comment(0) | Trackback(0) | ↑Top
湯川博士の日記


最近登録したメルマガにあった
27歳、中間子理論着想の頃の湯川博士の日記
に関する記事(asahi.com)を見た。

▼中間子着想4日間、湯川博士の日記に ノーベル賞の原点
http://www.asahi.com/science/news/TKY200701220395.html

日記は生誕100年を記念して公開に踏み切られたそうで、
年内に朝日から刊行予定とのこと。

「中間子着想は次男誕生と草野球にはさまれた4日間」
が、妙にリアルで感慨深い。

日常って
ああ、またルーティンワークね、って感覚で
徒然に流しがちなんだけど、
(…反省!)
天才の偉業だって
実はそんな日常の中からしか生まれない。

モーツァルト然り、藤原定家然り、
個別の日常の中にしか普遍は宿らないんだ、
という決意でブログを書こうよ、
っていう先日の『やわらか脳』記念講演を聞いて
感銘を受けたのを思い出した。

湯川博士の個別の日常たるお子さんの誕生や
草野球に惜敗したという記録の中に、
「γ´(ガンマダッシュ)ray」について助手の人と語った、
というような記述が混じっている。
これが後にノーベル賞を受賞する、
普遍的な偉業たる「中間子理論」に発展するわけで。
肉筆の写真も生々しい。

偉人の偉業も、日常の中から
「ふと」
スパークするのでありますね。

私にいま起こりつつある
ケチっぽい日常の断片の中にも
いずれ光を放つ偉大なナニモノかが
埋もれてるかもしれない。

(!!!)

そういう覚悟を持って生きないとね。



今読み終わった本
田坂広志『これから何が起こるのか』



なお、湯川博士日記記事は下記メルマガで拝見しました。

===
Popular Science Node Vol.395 2007/01/30 発行 (配信数:7,803 部)発行・編集人:森山和道【フリーライター】ホームページ:http://www.moriyama.com/
*本誌に関するご意見・お問い合わせはmoriyama@moriyama.comまでお寄せ下さい。

「Popular Science Node」に掲載された記事の引用・転載を、
上記フッダを御記載の限り、許可します。

===

ということでしたので、念のため掲載させていただきます。
理系オンチには見落としがちな情報、
ありがとうございました♪









2007⁄01⁄30(Tue) 16:00   理数系 | Comment(0) | Trackback(0) | ↑Top
はじめの一歩


理数系苦手克服に向けての
「はじめの一歩」を
踏み出したところである。

『時間はどこで生まれるのか』は
面白かった。
読み進むにつれて
ずんずん難しくなっていったので
理解の程度は棚上げして
面白いと言えるかどうかは疑問だけれど(笑)

時間という話題の性質上、
物理だけでなく
哲学とか多少かじった唯識論なんかが
登場してくれたせいで
言いたいことの
おおよその見当がついたのが良かった。

英語でもそうだけど、
語られている内容にある程度見当がつけば
読むスピードは格段に上がるし
聞き取れる割合も高まる。

日常会話や雑談が
意外に聞き取りにくく
自分が多少分かる専門的学問の話が
意外に聞き取りやすいのは
そのせいかもしれない。
雑談は文化圏が違うせいもあって、
何が飛び出してくるか
分からないところがある。
その点、学問の話ならば、
専門知識さえあれば、
あまり予想外の単語はでてこないせいで
話題に見当がつく。
これが大きい。
専門領域を持っている人は
英語おそるるに足らず、と
昔かなり凝って読んだ
神田昌典さんの本に書いてあったのは
こういうことなんだろうと
久しぶりに思い出す。
(でも上智の外国語学部のかたの言葉だから
一般人と語学レベルが違うよねとも思うけど)



理解できない=面白くない
とは言えない。
今回理解できなくても
もう一度トライしたい
と思える本や作品もある。

理解できなかったが故に
気になっているものが
いくつかある。

そういうわけで、
押入れから10冊余りの
理数系っぽい本を引っ張り出してきて
読み始めた。
とはいえ頭が疲れているので
多少テキトーに読めそうな(スミマセン)
こんな本から始めたところ。
アインシュタインの夢 アインシュタインの夢
アラン ライトマン (2002/04)
早川書房

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2007⁄01⁄09(Tue) 01:01   理数系 | Comment(0) | Trackback(0) | ↑Top
100倍嬉しい


夜勤だったが、電話がかからなかったので
3時間ぐらい眠ることができた。
日差しがまぶしい山手線に乗り
映画『リトル・ミス・サンシャイン』を見に
池袋に向かう。
各キャラクターの愛すべき壊れっぷりが最高。
幸せな気分になれるコメディだ。
自分も、もっと壊れて全然OKかもって思えて
安心できるし(笑)

折角池袋に行ったので、ジュンク堂に寄る。
只今マイブームの数学、物理、
及びサイエンス洋書棚付近を3時間ほど徘徊。
椅子もあって
(但しバッチリ冷房が当たるので
椅子の周辺は凍えるように寒かったけど)
自分の中では、長時間居やすい書店No.1。
トークイベントも良いし。
(すぐ満席になっちゃうけど)
いまは赤瀬川さんが「店長」の模様。
原稿用紙に手書きで
「ぼくは読書は苦手で、
すぐ眠くなるんです…」
とか書いたポスターが貼ってある。

実家にいたころは池袋が
ホームグラウンドだったから
ジュンク堂オンリーだったけど、
一人暮らしになってからは、
どうしても新宿、紀伊国屋。
紀伊国屋も座れると良いのに。

実家から、松坂牛を仕入れたから
食べにきなさいとメールがきていて
正月に帰ったばかりではあるものの
夕飯を食べにいく。
(なにしろ近いし)
たまたま他に番組がなかったから
animal planetでヒョウとワニが
左右から死んだシカを取り合う姿を見ながら
松坂牛を食べる。
「あんたよく見られるわね、わたしは駄目」
と母はのたまう。
そんなに好きではないが、
最近サイエンス系の情報を
努めて取り入れるようにしてるだけ。
しかし、自分らだって
死んだ(=お金を払って他人様に殺していただいた)
牛を「うまいなあ」と食しているわけで。
自分の手(足かな)を汚して
必死で生存しているヒョウを見て
駄目も何もないもんだ、と思ったりもする。



今日何が嬉しかったかって
微分のごく初歩的な謎がとけたこと。
先日数学の本を読んでいて
微分の計算方法は分かるけど、
たまたま例題として挙げられていた
「速さ」は
何故微分しないと分からないのかってことが
ずーーーーーーっと
気になっていたのです。

何故微分しないといけないか、じゃなくて
実際に速さって感覚で測る手段がない
からなんですね。
測ろうと思ったら測れる手段がほかにあるけど、
微分という計算を好きで選択するわけじゃなくて、
計算するしか方法がないんですね。

たとえば気温だって、
熱い・冷たいを測る方法ってなくて、
水銀の膨張率で計算するしか
(他にも似た方法はあるみたいだけれど)
測定方法がないから
計算するのだそうで。

自分の身の回りにあるもので
意外と実体を「測れないもの」ってあるらしい。
でも「速度計で測れてる」って
なんとなく思ってませんでした?
(思ってました…笑)

読んでてそんなことを思ったのがこの本。
『時間はどこで生まれるのか』橋元淳一郎
もともと微分の話は私が思ったことで、
書いてあったのは気温の話で、
これも本筋ではないんです。

時間の話。
これすごく面白い。
(きっと私みたいに数学的に幼稚な人間でも
分かるとおもう)
で、いま相対性理論の話なんですが、
これ昔から分かりたいと思って
色んな本を買ったんだけど
挫折に挫折を繰り返して現在に至るんです。
で、この本読んでたら分かってきた気がするんだよね。
ひじょーに嬉しい。

で、また思ったのは、
こないだ読んでたユクスキュルの
『生物から見た世界』の話。

あの本って、
結局、仏教でいう「三界唯一心 心外無別法」みたいな
全ての人間は、主観的事実だけが存在する世界に生きている、
他人も自分も各々固体の世界だけしか知りえない、
っていう結論に達して終わるんだけど、
あれだけじゃあ非常に弱いですよね。

そこに相対的時間論を持ち出すと
かなり強くなるわけです。
理解が浅すぎて上手く説明できる文章は書けないので
この本を読んでいただくとして。
とにかく、自分が感じているのと同様の
「いま」という時間を
他者も感じているというのは錯覚である、
ということは理論的に立証されちゃってるのでありますね。

いやあすごいですねえ。

実家には悪いけど、
松坂牛食べたのの100倍感動しましたねえ。
(いや勿論美食は悪いことじゃないし
殆ど初めて食べた気がするぐらいだから
とっても有難いけど)

まだ途中だけど、きっといい本です、これ↓
時間はどこで生まれるのか 時間はどこで生まれるのか
橋元 淳一郎 (2006/12)
集英社

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あと、微積分という考えかたが
何故できてきたのか、ってことは
『数学の謎』カルヴィン・C・クローズン
に結構詳しくのっています。
まあ言われてみれば当たり前の話だけど、
何でだろうと思ったら
その歴史、起源にあたってみると
案外「当たり」かもですね。

そんなこんなで今日もかなり
自己満足的1日でありました。






2007⁄01⁄07(Sun) 20:34   理数系 | Comment(2) | Trackback(0) | ↑Top
トゲがささったままで。


中野図書館に行く。
現代化学2007年1月号に
養老先生の対談が載っていて、
面白かったので
コピーしてきた。

(以下引用)「
養老 僕が構造式を「嘘つき」だと思っちゃうのは、終戦体験が大きい、昭和20年8月15日僕は小学校2年生でした。それを境に、急に教科書に墨が塗られましたからね。相当疑い深い世代なのです(中略)
今、真理という言葉は死語になったけど、それは当然です、ああいう変化がないと、「変わらないものは何だろう」という疑問は起こらないですよ。

郷 そうすると、ある年代の人だけが真理を追えるということになるのでしょうか。
養老 いや、これは社会的な話で、個人的にも似た経験はたくさんあるはずです。幼いころ、親や友達に、嫌というほど騙されたとかね(笑)。そういう体験は必ずあるはずですから、「じゃあ確実なものって何だろう」と考える人は、それを追究してゆくと思います」

(中略)

「養老 脳の中で整合性が取れなくて、何かまだエネルギーが残っているのが「知りたい」という状態です。人間はエネルギーを一番下まで落とさないと落ち着かない。学生に疑問をぶつけると、よく「そういうものだと思っていました」と返ってきますが、これは「丸める」という典型です。どうして丸めるかと言えば、エネルギーが残る状態は、トゲがひっかかっているような感じがしてイライラするからです。知るということは、積極的にそのトゲを抜く作業なのです。
脊山 ひらめきというのは、トゲを抜く術を思いつくことなのですね。
養老 そうです、その際に丸める人は学問に向かない。適当な説明でわかったことにしてしまうから。
ただ、それが上手な人は、世渡りは上手いと思う。世の中くらい、「これはこういうものだ」と割り切ったほうがいい場所はないですからね。」(中略)

「養老 自分の頭の整合性がとれないと感じること、多分それが創造性でしょう。だから、どこまでも整合性をとろうとする人、つまり創造性のある人が最後に落ち着くのは、実はきわめて当たり前のところです。アインシュタインだって特別のことを考えたわけじゃない、当たり前の学説でなきゃ100年ももちませんからね。日本の若い研究者が一番誤解しているのは、変わったことを考えるのが独創性だと思っている点です、これはまったく違います。一番当たり前のことを考えることが独創性。時代は常に歪んでいて、そこで教わった教養が邪魔をして、ゆがみがもろに効いてしまう。その歪みの中で生きていることに、若いうちは気がつかないのです。
郷 当たり前のことが大事、というのはよくわかります。あまりいろいろなことを知っていると駄目で、単純な問題ほどそこへ切り込める。
(中略)
養老 たくさん勉強しなければ何もできないと思っている人が多いけれど、それは大間違い。(後略)」

あまり都合のよいところばかり
引用してはいけないとは思うけれど、
励まされた。
余計なことを知らないことが
強みになることも、あるかもしれない。

まあ、研究者になろうと思うわけじゃないけれど、
わたしの場合、
大事なことも知らないから
どのみち勉強しないとね(笑)

ただ、これだけは言える。
確かなものって何だろう、と
思う気持ちは、
昔から今も変わらず、強いのだ。

でもなかなか見つからないから、
トゲがささったまんまで
あちらこちらとrandom walkする。
もう少しペースアップしないと
どこにもたどり着けないかもしれないような気もして、
焦る。






2006⁄12⁄27(Wed) 22:58   理数系 | Comment(0) | Trackback(0) | ↑Top
心脳問題研究者の座標図。


「考える人」13号に
心脳問題賢者マップなるものを見つけた。

タテ軸に
数理的(心は数式で解く派)
⇔言語的(心は言葉で考える派)

ヨコ軸に
機能主義的(心の謎は解ける派)
⇔二元論的(心の謎はまだ解けぬ派)
がとってある。

正確に把握されているかどうかは
ともかくとして、
初心者には、このような研究者の分布の全体像を
掴めた気分のする「まとめ」は有難い。

ついでに参考文献も分野別に載せてある。

これを参照しつつ
文献に当たるといたしましょう。








2006⁄11⁄09(Thu) 21:31   理数系 | Comment(0) | Trackback(0) | ↑Top
なんで?


何故にNature誌は4790円なのか。

「ネイチャーやサイエンスなんかを
希望者に翻訳してもらったりすることもある
授業ですが、よろしいでしょうか?」
カルチャーセンターの女性の台詞が
毎晩夢に出てきて冷や汗をかく(笑)

つい意地を張って、行きます、と言ってしまった手前、
金曜に備えて必死こいて予習開始。

神田で死にそうに退屈な研修を終え、
美形25歳男子(笑)と駅まで雑談。
「やっぱり、電話入るまで、
拘束時間内でも本読んで待機してていいってのが
たまらんですよねえ」
即、意気投合。
ほんとにいいバイトだ(笑)

そんなこんなで帰路、
Nature誌を探しに、丸善へ。
軽い気持ちでレジに持っていきかけてびっくり。

何故に4790円なの…。
ほかの雑誌は半額以下なのに。
名残惜しく、しばし立読みして、
脳のイラストが書いてある
別の1700円の雑誌を2冊読むことにする。

せめて数年前の
TOEIC受験時レベルまで
干からびた英語を復活させよう。
あと2日。
がんばれてまり。



ついでに色々本を買う。
脳内現象 脳内現象
茂木 健一郎 (2004/06/24)
NHK出版
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2006⁄11⁄07(Tue) 21:50   理数系 | Comment(2) | Trackback(0) | ↑Top
そこに在る理系という山。


スイッチがONになった時に、
行けるところまで行くべきだ、とおもう。

自慢できることじゃないけれど、私は文系頭である。
数学はテストで平均点が取れる程度の
勉強しかしなかったし
理科系に至っては、
中学2年で化学部に入って
初めての実験で不味い豆腐を作らされて以来
さっぱりやる気をなくしていた。

大学時代、その興味は殆ど復活しなかったので
理科系の知識においては、はなはだ心もとない。



ただ、社会に出てから、
捨ててしまったものの中に
重要なことがあるらしい、と
いつか越えなければならない山が
そこに存在していることだけは
なんとなく感知していた。

この1〜2年、
自分の興味が「光」とか「宇宙」とか
「無限」
というようなことに向いてきたのを
自覚はしていたのだけれど、
背後に控えている
理数系、特に相対性理論、時間、光、宇宙の問題に
恐れをなして、
近寄ることができなかった。
ごくたまに思いたって数冊の本を買うのだが、
本の山だけがむなしく残ったりしている。



ところが最近、理系に分類される
脳科学の話には全く抵抗がない。
私の知っているのが、
ごく初歩的な知識であるという理由も
勿論あるのだが、
一つだけ言えるのは、
今が理数系に対する抵抗感を払拭するという
自分的一大事業にアプローチをすべき
好機であることに、間違いはない、と思う。

というわけで。

本日の読書
時間とは何か?―タイムトラベルは可能か? 時間とは何か?―タイムトラベルは可能か?
(2006/03)
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ここまで解明された脳と心のしくみ ここまで解明された脳と心のしくみ
(2006/03)
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ムック本の写真で苦手意識をちらしつつ(笑)
行けるときに、どんどん行っちゃえ。

理系が分かる自分をイメージしてみる。
ステキっ。



来週からの仕事に備えて
縮毛矯正+カラー+カットに行く。
美容師さん2人がかりでやっても
最短3時間半はかかる。
読むよ、と断った上で、
適当に話をしつつ
単行本を1冊読み終えたら
「また全部読んじゃいましたね」
と驚かれた。

いつも本を持ってくる変わった人間と
記憶されている。
さすがに悪いかなと気を遣って
2冊目に突入するのはやめた。











2006⁄11⁄04(Sat) 22:18   理数系 | Comment(1) | Trackback(0) | ↑Top
バージョンアップ。


目黒から乗り換えて大岡山で下車。
紀伊国屋で仕入れた小林秀雄の講演CD
信ずることと考えること―講義・質疑応答 信ずることと考えること―講義・質疑応答
小林 秀雄 (2004/01)
新潮社

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を聞きながら東工大構内を散歩。
落語家のような絶妙の間合いで、引き込まれる。

昨日、大竹伸朗さんが対談でコメントしていた
「柳田さんの感受性の話」のところで、不覚にも涙。
やきとりとチヂミとお好み焼きがミックスした匂いが漂う
にぎやかな文化祭の明るい日差しの中で、
ひとり目頭を押さえている妙な人間になっていた。
そそくさとトイレにかけこむ。



いつも授業をされているホームグラウンドのせいか、
はたまた未来の若き科学者へのメッセージということでか、
茂木先生は、昨日よりやや軽めの口調で、
でも熱く科学を語られていた。
この方の頭の中の広さ深さには驚嘆するばかり。

きっと音声ファイルがブログにアップされるでしょうから
詳細は省略。
以下は己の備忘録としてのメモですので、皆さんは気にせず、
録音を聞きましょう。


・重要な科学的発見のほとんどは
セレンディピティ(偶然の幸運)が関わっている
・セレンディピティに出会う確率を高める方法について。
絶対に自分がコントロールできないことは存在する、
ということを知った上で、
行動→気づき→受容
この回数を増やすこと。
気づきに大切なのは、
観察力、その理由を考えること、そして心の余裕。
行動する人は気づきが少なく、
気づきの多い人は行動が少ない場合が多い。
大事なのは、2つを両立すること。

・科学的思考法の重要性
・日本における科学の関心度の低さ

・グーグルの事例から
 制約のある中で、やれることは全部やりつくすこと
・ウィスキーの達人の言を引用されて
 30年後を見越した上で、今手元でやるべきことをし続けること

・そして、どうしても言っておきたいこと、と最後に、
 ベストパフォーマンスを出すには、楽しむこと。
 それが倫理、と仰った。

「脳と仮想」ともまた違う世界を見せていただいた。
やはり、生の語りには凄い威力があると思う。
書籍では到底わからない、
言葉にならない思いが伝わってくる。

最近、見るもの聞くもの、刺激の強いものばかりだ。
昨日から今日にかけて、大竹さん、小林秀雄、そして茂木さんと、いい意味で、心に痛手を負った。
やられた〜、撃沈…。という感じ。
とても魅力的で、強いひとたちに接すると、
お前はいったい何やってんだ、と強くプレッシャーがかかる。
そういう意味で、かなり痛手。
でも痛手を負ってこそ、
その次にひと回り心がバージョンアップしているわけで。
こういう刺激をもっと探していかなければいけない。

しばらく安穏としていた分、
もっと傷だらけになって、そして、たくましくなろうと思う。


追記:
こんなときに感じるのが「切実な」孤独。
茂木さんのクオリアや仮想に関する記述や小林さんの話には、
切実って言葉が沢山出てくる。
胸が切り刻まれそうな
血がどくどく流れそうな
これに飲み込まれないために、
大竹さんは作品を生み出し続けるのかな、
などと、凡人の浅知恵ながら、思う。

がんばれてまり。
自分がやるしかないんだ。






2006⁄10⁄29(Sun) 20:14   理数系 | Comment(0) | Trackback(0) | ↑Top
雑記 20060903


あてはまるカテゴリがなかったので、とりあえず
「理数系」にしといたけど、実は殆ど理数ではない話。
茂木さんと映画監督の是枝さんの対談を聞いた。

お二人で事前の打ち合わせは殆どなかったようで、
初めは少々固い雰囲気だったけれど(笑)
『誰も知らない』の撮影の話あたりから
双方興が乗ってきたみたいで。
やはり面白いものを持っている人物同士が話をすると、
アドリブの方が深い話が聞けるのかもしれないなあ、
なんてことを思いつつ聞いていた。

プラトンが話し言葉より書き言葉を下に見ていたという話を
最近茂木さんの本で読んだけれど。
確かに、演出されていない、その場で立ち上がってくるもの、
生成されるもの、そういうものの面白さっていうのがある。

是枝さんは、『誰も知らない』で、柳楽君たちには台本を読ませず
「こんな風にしゃべってごらん」と
その場で話してみせて、やらせたらしい。
その方法が案外うまくいったと。
これも、その場で立ち上がってくるものの面白さ、
の一つなのかもしれない、という話もあったりした。

UDONみたいな映画も結構好きだと言った手前、
矛盾を感じる気もするけれど、
(まあ人間は矛盾の生きものだし、、、)
最近ドキュメンタリーを面白く感じるようになった。
ドキュメンタリーといえども、目指す筋書きに合う
カットで作られているとも言えるのだけれど、
撮影者がその場にいることによって立ち上がってくるもの
もまたドキュメンタリーであるともいえる。
写真と映画とはまた違うという話とか、
そういうドキュメンタリーと映画の間にある
茂木さんが言うところの「お化け」、みたいなもの
が、つかめたらな、みたいな話とか。
是枝さんもそこらへんで結構悩んでるみたいだったのが
妙に生々しくて面白かった。

茂木さんの「クオリア日記」から
音声ファイルをいただける。
2時間の話だけど、映像に関わる人には
結構面白い話なんじゃないかな。

とりあえず、
『誰も知らない』は見てみなくちゃ、と思う。





2006⁄09⁄04(Mon) 00:52   理数系 | Comment(0) | Trackback(0) | ↑Top

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