気迫と執念のノート。


六本木ヒルズにレオナルド・ダ・ヴィンチの
『レスター手稿』を見に行ってきました。

ちなみに、なんで『レスター手稿』と呼ばれてるかっていうと、
レスター卿っていうお金持ちが最初にコレクションしたからなんだって。
現在はマイクロソフトのビル・ゲイツ氏の所有とのこと。


まず全体の印象というか感想を一言。
72ページにわたる精緻な鏡面文字とイラストに、もう執念、
というしかない気迫を感じました。


鏡面文字ってね、鏡に映すと正常な文字になる、ってことなんですよ。
後に印刷することを考えてそうしたという説もあるらしいんですが、
考えてもみてくださいよ。
鏡に映したら正常な文字になるように書くってことは、
文字を左右逆に書かなきゃいけないんです。
考えただけでもかなりイライラすると思いません?
それを72ページ、極小文字で書かれてる。
もうこれだけで、頭を一発殴られた感じです。







レスター手稿の内容は、殆どが天文学・水力学、地球物理学
という私には難易度の高い分野だったので、
500円プラスして、音声解説バーを借りて、聞きながら会場を回りました。


会場全体が、展示物保護のためか殆ど真っ暗で、
不思議な雰囲気を醸し出しています。

ダヴィンチは、水の波紋や水流を細かに眺めてスケッチしていて、
そのスケッチもとても美しいんですが。
それがやがて治水に関する建造物や「ノアの洪水」説の否定、
地球を生命体と捉える思考、という大きな話に繋がっていきます。



理科系の話には弱いです。
ただ、イラストや、水紋や水流の実験を見ながら、
川の流れを飽きずに眺めてスケッチするダヴィンチの姿を想像していました。


水、月、空、といった日常は誰にでも見える。
でも、そこからもう一歩、二歩と掘り下げていくミクロの視点が、
実は地球全体の構造という、誰にでも見えるわけではない
マクロな視点につながるんですね。






2005⁄10⁄17(Mon) 00:17   未分類 | Comment(0) | Trackback(0) | ↑Top

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