東京物語。


夜中に「東京物語」を見る。
小津さんの映画は子供の頃に
「秋刀魚の味」を見て以来久しぶり。
特に理由もなく
日本の白黒映画を敬遠していた。

笠さんは好きなのだ。
ほかの人が同じことをすれば
「大根」
で終わりそうなのに
笠さんがすると
「味」
と思える。

いつ見ても笠さんは好々爺。
原節子も時が止まったように
いつ見ても美しいが
笠さんは私の中で
「永遠のいいおじいさん」。

途中から、
ついもろもろしながら
後ろを向いて声だけ聞いていたら
結構な時間が経っていたらしい。
場面は熱海だった。
「もう帰ろうか」
おしどり夫婦の理想みたいに
素朴なやりとりが
何ともいえない。

人が死ぬという強烈な経験を
良い朝日だった
と表現する小津さんは
凄いなと思う。
笠さんが淡々としているだけに
見ている者には、ずん、とくる。
東京物語 / 笠智衆
しかし、純日本的美しい夫婦だったなあ。
26歳にして50才代の富豪と恋に落ち
カナダに嫁いで行ってしまった
豪快なロマンスの人、
しのぶちゃんを何故か思い出した。



何かしなくちゃモードになってきたせいか
通常8時間寝る人間が
ここ数日4時間睡眠で全く快適。
面白いもので、
やっぱり人間、気合なんだな。











2006⁄11⁄02(Thu) 07:09   映画・DVD・映像 | Comment(0) | Trackback(0) | ↑Top
銀座アップルストアにて。


茂木さんとヒロ杉山さんのトークを聞きに行く。
アップルストアに入るのは、はじめて。
なにしろwindowsしか使わないし。

どうでもいいけど、
エレベータが、透けている。
一般的にドア開閉ボタンがある辺りに
非常用ボタンがあるため、
一瞬、間違えて押しそうになる。
開閉ボタンがすぐに見当たらない。
というか、探したのだが階数を押すボタンも
開閉ボタンも、ないようだった。
そのためか、エレベータの動きも遅い。
待ち時間も長い気がする。

透明なせいで、底が抜けそうで怖い。
一緒に乗った人が2階で降りたので
3階までは私一人になってしまった。
映画「セル」を彷彿とする
奇妙な閉塞感と恐怖感。

デザインは大切なんだけどね。
ここは高層ではないけれど、
高層ビルで透けてるエレベータが多くなった。
真面目にやめてほしい。
帰りは階段を使うことにする。

ギリギリに到着したものの、
人の話を聞くときの私の指定場所となっている
会場右端の中央列付近が空いていた。

エレベータで出鼻をくじかれたものの
お話は楽しかった。
茂木さんは、もろもろお疲れのせいか
かなり全開状態で、
オフレコ話がかなり沢山あり(笑)

ただ真面目なところ、お話を聞くと
毎回必ず何か気づきをいただけるのが
不思議なところで、
つい何度も聞きに行ってしまう。

今日の大きな収穫は
日本にいて常識でも、世界に出れば非常識なことって
沢山あるんだ、ということ。
と書けば当たり前の話だが、
生きた言葉で語られて初めて実感が湧く。
お二人とも世界を舞台にされてるせいか
日本という制約社会から離れた視点が
私には、とても新鮮だった。

そういえば、ニューヨークに行きたいと
思いつつ、まだ実現していないんだな。
そろそろ行かなくちゃ。

ダーウィンは22歳から5年間、
知り合いの船に乗って世界を旅していたんだそうで、
日本だと異種扱いされるけど
外国なら、なんともない、とか
ギャップイヤーの話とか。

日本的な常識に囚われてる自分が
小さく感じられる。

不確実性への対応が創造性を生む、とか
自由に慣れていない日本人は
不確実性、自由に対応する精神的な術も
ある程度続けて訓練する必要があるんじゃないか、
とか

自分が何者なのか?
という問いを発し続け
自分が変種であることを認識した上で、
なんでもありだと開き直るというか、、、
そういうホープフルモンスターなんだ、と自覚した
という話とか

さなぎが蝶になるように、
古い細胞が新しい細胞に入れ替わるように
「生きてる間に」
輪廻転生みたいなことを繰り返したいなとか、
(そのうちどこか行っちゃいたいなとか)

そういうあたり、とても共感した。

最近、ビジネス書を読んでも
自己啓発書を読んでも
なんだか決まりきった話ばかりで
読む気が失せるものが多かったのだけれど
茂木さんのお話は、聞くたびに
とても元気づけられる。

銀座のあたりをぐるりと散歩してから新宿に。
伊勢丹のヒロさんのショーケースデザインを見る。
クリスマス色。
個人的にはコーネルの箱を思わせる
棚の上の白い球体が好み。
もう、過ぎ行く年を思う季節になったんだ。

茂木さんの本を2冊買って、
実家にはあるだろう漱石もついでに買って、
小津さんの東京物語を借りて帰宅。
何事も集中学習が効率的だしね、
とか言いつつ。
ささやかながら、
優れた人の思考を追いかけてみる。

自分の世界が確実に広がっていく感じが、
とても楽しい。





2006⁄11⁄02(Thu) 00:21   風景 | Comment(0) | Trackback(0) | ↑Top
自己批評文。


より良いものにするために、自己を批評する。
クシャミ先生や赤シャツというキャラクターを
自らをモデルとして描いた漱石は、
見事に自分を笑い飛ばした。
あたかもそこにコップが存在するのを見るように、
自己を客観視する。
それは、よりスリムな自分になるための
飛躍のワンステップだ。
茂木先生の授業を聞いて、自己批評文を書いてみた。



【自己批評文。】の続きを読む...





2006⁄11⁄01(Wed) 16:29   random walkerについて | Comment(0) | Trackback(0) | ↑Top
音声ファイル。


茂木先生のブログを見るようになったのが
確か今年の8月頃だと思う。
どなたかのブログに
「良いよ」とリンクが貼ってあった
高知の講演を聞いたのが最初。

今の今まで
8月より前に遡って音声ファイルを探そうという
頭が働かなかったのが妙な話だが、
今朝起きて、ふと
前のお話を聞いてみようと検索を始めたら
エライ数になった。

ダヴィンチの本に挑発された
大竹さんじゃないけれど
「全部聞けるか?」
と挑発されている気がして(笑)

じゃあ、今年度分は全部…!
と乗ってしまった。
ダウンロードしたら、ファイル20個。
だいたい1つ60分以上だ。
すごすぎ(笑)

聞かせていただきます(御礼)



本日の予定は、
iriverで録音聞きながら
部屋の片付けするしかないな、
と思ってうろうろしはじめたところ

いつかお金がなくなったら売ろうと(笑)
1Kの自室の玄関に倒れない程度に
何列か積み上げていた本の中に
昨日買った『意識とは何か』を発見。
なんてこった。
あわてて救出。
いつ買ったのかまるで覚えていない。
脳関係の本では、
前に池谷さんの海馬を買った記憶はあるのだが。
何かが本格的に始まる前には
助走期間がある、っていうのは
ほんとなんだなぁ。






2006⁄11⁄01(Wed) 08:31   もろもろ | Comment(0) | Trackback(0) | ↑Top

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