パラソル


水道橋とお茶の水を底辺、
本郷三丁目を頂点にした三角形の
若干本郷三丁目寄りの地点に会社がある。
前の会社は東京タワーを眺めたが、
今は遊園地を間近に見ながら通勤している。

途中に急な坂を上る。
ほんとうは「登る」という字をあてたいぐらいで、
体感で50度強の傾斜に思える。
なにしろ舗装された道でこれだけの傾斜にお目にかかったのは
北陸の山道だけではなかろうかと思うほどの
「腰にくる」角度なのだ。

帰りがけ、急坂を下るところで
ちょうど遊園地の急降下アトラクションが真正面に見える。
ゴンドラにパラソルがついていて、
それが急降下する、という単純なしろものだが、
雨の日以外は殆ど毎日といっていいほど
きゃあああ、という嬌声が聞こえる。

子供のころ、としまえんで、
大きな船が揺れるアトラクションの舳先に乗って
嘔吐感を催して以来
遊園地系はよほどの義理でもない限り
行かないことにしているのだが、
勢いよく下ってくるパラソルを見ていると
柄にもなく乗ってみたくなる。

スリルを自ら求めるのは
人間だけだと聞いたような気がするけれども、
どうなんだろう、
鳥の急降下とかは、
たとえ餌をとったり身を守るとかが主な目的は別にあるとしても
スリルも求めていないとはいえないんじゃないかなあ。
あれって病みつきになりそうだし。

だんだん仕事が増えてきた
(けどきっちり定時で上がれるなり。
社員が過労で入院しちまってお役所の調査が入った反動なのか、
やけにそこらへんきっぱりしている)
英文ビジネスメールを外国人とやりとりするのなんて初めてなのだということは
派遣先に内緒にしてあるので
時給をもらって英作文の練習をさせてもらえる
えらくいい環境である(とも思える)。
きっといろんなニュアンスが間違いまくってるに違いないので
相手からきた返事を眺めて学習するしかない。
でも、母国語が英語ではない東南アジアのひとたちだというだけで
許してくれそうな気がしてしまうのは、
なんというのだろう、非英語圏的連帯感、みたいな。





2008⁄04⁄03(Thu) 23:18   もろもろ | Comment(0) | Trackback(0) | ↑Top

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