最近、マジメに仕事をしていて寄り道もせず帰宅するせいか、
あまり書くことがなかった。
心配して福井から電話をくれたかもしれないK君へ。
いちおう生きていますのでご安心を(笑)
本日はお薦めいただいたスアールアグンを見に行ってみたのだが、
これがめっぽう面白かった。
気分が良いのでコンビニでアルコールを購入してちびちび飲みながらだから
余計な話をするかもしれない。
そうそう、開演前のはなし。
赤と緑が綺麗に光る舞台を眺めながら、とはいえ乱視×近視なので
薄闇の視野は大して開けていないのだが、まあとりあえずぼうっとしていたら、
後ろの席の人の会話が聞こえてきた。
「ダークナイト」のジョーカー役の俳優さんのハナシ。
死んでしまったという話は知っていたけれども、詳細は初めて聞いた。
あの怖さはタダモノではないと思ったが、なるほど。
なぞと感心していたら始まった。
ところで、打楽器というのはまずお腹に響くものなんだね。
というのはこのまえ見た韓国太鼓集団の公演でも思ったのだけれども、
なにしろ抱えた鞄の皮さえビリビリ震えている。
ジェゴグというのは、竹で作った木琴みたいなもので。
小学校にあったマリンバは木に対して垂直に、金属でできた円筒が付属していたけれども
ジェゴグの場合は竹の円筒形を生かして下方は筒をそのまま残し、
上の方は縦半分に割ったような、とにかく叩けるような形にしてあって、
それを紐で横に(木琴状に)繋いでいる。
ぽくぽくとソフトな音なのだが、
リズムを取る太鼓が独特な迫力で転調を促す。
基調は単純な反復なのだけれども、その不意をつかれるようなリズムと和音の崩壊が楽しい。
踊りもついていて、これがまた、なんというか狂言か歌舞伎、いや獅子舞かというような。
というわけでこれだけでも充分面白かったのだけれども、
終盤、おまけがついていた。
リーダーさんが還暦を迎えたというのでその息子さんが跡を継ぐらしい。
で、その彼は芸大を(と言っていたので普通に日本の芸大だろうと思ったけど違ってるかも。詳細未確認)卒業したとかで、卒業制作の作品をお披露目するという。
へええ、と思いながら聞いていた。
よく分からなかったけれども、いま一つ、今まで特徴的だった不意の崩壊というようなリズムが
なくなってしまって、上手な木琴合奏みたいで、ちょっとつまらないなと思いはじめた頃。
ちょうど、掛け合いのような仕草をしながら演奏していたのだが、
作曲したはずの彼がなにやら困ったような顔で、
振りも今ひとつ周囲と合わなくなった。
妙だなあと思っていたら、大きな掛け声を発していた一人がバチを放り投げて
舞台の上に転がってしまって、
袖から何人か出てきてあわてて転がった彼を引きずって下手に出ていった。
これは、もしや。
演奏しているうちにトランスに入ってしまうというアレでは?
いや、これはたまげた。
2年前ぐらいに芸能山城組関係の脳科学の先生がシンポジウムで
奥地に行くとそんなことがゴロゴロあると熱弁していたのを聞いて、
ほんまやろかと思っていたのが、
目の前で、それも普通のコンサートホールで起こってしまったなんて、面白すぎるやん。
と、ひとり邪道な喜びかたする。
あの困ったような後継者君の顔にも納得がいく。
まあそもそも、こういう音楽を席に座ってじっと見ているってのは
鑑賞方法としていかがなものかとも思うわけで。
こういうのはさ、一緒にハイになって踊らないといかんよなあと、
運動神経のもち合わせのない私でさえ思うような、身体の奥のほうに作用する音とリズム。
音というのは、ふしぎなものだなあ。
そんなことを思いながら、
何かから解き放たれたように足取りも軽く帰途につく。
あまり書くことがなかった。
心配して福井から電話をくれたかもしれないK君へ。
いちおう生きていますのでご安心を(笑)
本日はお薦めいただいたスアールアグンを見に行ってみたのだが、
これがめっぽう面白かった。
気分が良いのでコンビニでアルコールを購入してちびちび飲みながらだから
余計な話をするかもしれない。
そうそう、開演前のはなし。
赤と緑が綺麗に光る舞台を眺めながら、とはいえ乱視×近視なので
薄闇の視野は大して開けていないのだが、まあとりあえずぼうっとしていたら、
後ろの席の人の会話が聞こえてきた。
「ダークナイト」のジョーカー役の俳優さんのハナシ。
死んでしまったという話は知っていたけれども、詳細は初めて聞いた。
あの怖さはタダモノではないと思ったが、なるほど。
なぞと感心していたら始まった。
ところで、打楽器というのはまずお腹に響くものなんだね。
というのはこのまえ見た韓国太鼓集団の公演でも思ったのだけれども、
なにしろ抱えた鞄の皮さえビリビリ震えている。
ジェゴグというのは、竹で作った木琴みたいなもので。
小学校にあったマリンバは木に対して垂直に、金属でできた円筒が付属していたけれども
ジェゴグの場合は竹の円筒形を生かして下方は筒をそのまま残し、
上の方は縦半分に割ったような、とにかく叩けるような形にしてあって、
それを紐で横に(木琴状に)繋いでいる。
ぽくぽくとソフトな音なのだが、
リズムを取る太鼓が独特な迫力で転調を促す。
基調は単純な反復なのだけれども、その不意をつかれるようなリズムと和音の崩壊が楽しい。
踊りもついていて、これがまた、なんというか狂言か歌舞伎、いや獅子舞かというような。
というわけでこれだけでも充分面白かったのだけれども、
終盤、おまけがついていた。
リーダーさんが還暦を迎えたというのでその息子さんが跡を継ぐらしい。
で、その彼は芸大を(と言っていたので普通に日本の芸大だろうと思ったけど違ってるかも。詳細未確認)卒業したとかで、卒業制作の作品をお披露目するという。
へええ、と思いながら聞いていた。
よく分からなかったけれども、いま一つ、今まで特徴的だった不意の崩壊というようなリズムが
なくなってしまって、上手な木琴合奏みたいで、ちょっとつまらないなと思いはじめた頃。
ちょうど、掛け合いのような仕草をしながら演奏していたのだが、
作曲したはずの彼がなにやら困ったような顔で、
振りも今ひとつ周囲と合わなくなった。
妙だなあと思っていたら、大きな掛け声を発していた一人がバチを放り投げて
舞台の上に転がってしまって、
袖から何人か出てきてあわてて転がった彼を引きずって下手に出ていった。
これは、もしや。
演奏しているうちにトランスに入ってしまうというアレでは?
いや、これはたまげた。
2年前ぐらいに芸能山城組関係の脳科学の先生がシンポジウムで
奥地に行くとそんなことがゴロゴロあると熱弁していたのを聞いて、
ほんまやろかと思っていたのが、
目の前で、それも普通のコンサートホールで起こってしまったなんて、面白すぎるやん。
と、ひとり邪道な喜びかたする。
あの困ったような後継者君の顔にも納得がいく。
まあそもそも、こういう音楽を席に座ってじっと見ているってのは
鑑賞方法としていかがなものかとも思うわけで。
こういうのはさ、一緒にハイになって踊らないといかんよなあと、
運動神経のもち合わせのない私でさえ思うような、身体の奥のほうに作用する音とリズム。
音というのは、ふしぎなものだなあ。
そんなことを思いながら、
何かから解き放たれたように足取りも軽く帰途につく。
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