中毒


ピアソラに中毒気味。
周囲の音が聞こえなくなると、頭の中でピアソラが回っている。
今日は受診を2件入れた。めずらしく事前休をとる。
職場の近所なので、同僚に会ってしまわないかとヒヤヒヤする。
合間に『武満徹対談選』を読みかえしてみる。
以前は読まずに飛ばしてしまった杉浦さんという人との対談が面白い。
アジア南方の音楽というのも気になっている。
これはずいぶん前になるが、脳系のシンポジウムで話をされた先生が
ジャワ(だったかな?とにかく南方の奥地のほう)
の現地の音楽(と舞踏)の映像を見せながら
人間には聞こえない領域の音が脳に与える影響について熱く語っていたのが
鮮明だからで、その記憶が『対談選』の中で
武満さんと杉浦さんが「持ち運びできない」と頷き合っている
土地に根付いた音楽という話に出会って湧いてきた興味からである。

ひょんなことで青山ブックセンターのトークを聞きにいくことになるまで
はずかしながら『対談選』編者の小沼先生の著書は読んだことがなかった。
(すみません、、、)
お話を聞いたあとも、あまりに広範な知識に圧倒されてしまって
正直なところ一読では咀嚼できなかった。
んだけれども、トークや授業で紹介された音楽が衝撃的に良かったのと
次第に文章の持っている雰囲気になじんできたのとで
『サウンド・エシックス』を少しずつ読み返してみる。
夕方、図書館で武満とピアソラの本を借りて読む。
視覚の奥行きに関する論文をコピってアブストラクトだけ読む。

小説『チューバはうたう』を読んでいたとき
珍しく主人公に感情移入して、
「自分にとってのチューバにあたるもの」を思ってしまった。
今さら大学院に行こうとかアーティストになろうとかでもないのに、
三十路も半ばにして突如はじまってしまった、
哲学とも脳科学とも音楽、芸術とも絞りきれない
上手く説明できない中毒症状が私のチューバだなあと思う。






2008⁄05⁄02(Fri) 00:32   もろもろ | Comment(2) | Trackback(0) | ↑Top


Comment


なんと、コメントありがとうございます!
馬頭琴のヨコヨコ先生もブログなさってるんですね。さっそく行ってみます。

2008/05/03 21:20URL | てし[ 編集]

mit Tuba
ええと、
『チューバはうたう』について話をした、
その講義にやはり出席していた、
元・助手さん(いまは、某大学の非常勤を
やりながら、馬頭琴を弾いている)が
blogでこんなことを書いています。
ご参考まで。
このblog、けっこうおもしろいですよ。
http://blog.goo.ne.jp/anmershin
2008/05/03 13:03URL | J.[ 編集]

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